インフラストラクチャ事業部_高本翔太


高本 翔太 Takamoto Shota

営業部 2022年4月入社
キャリアコンサルタント

神奈川県出身。宮城県内の自治体職員を経てSES営業へ転職。
営業として自社エンジニアの提案活動や社内外の人員調整・フォローに取り組む。
業務の範囲は幅広く、広報・採用・健康経営のタスクフォースなどにも携わる。


Q: 高本さんの営業業務について教えてください

大きく分けて一つ目はエンジニアの提案活動です。お客様から案件のご相談をいただいたら社内のリソースを確認して人員を調整し、お客様と自社エンジニアの顔合わせの場のセッティングなどを行っています。 突発的な欠員で相談をいただくことも多いです。お客様が求めるタイミングで稼働できるエンジニアがいないことも多々あるので適時に提案をするのは大変ですが、早い段階から見通しレベルの情報を共有しあいタイミングを合わせるよう心がけています。

二つ目はアフターフォローです。自社エンジニアがお客様先で安定して良いパフォーマンスを発揮できるよう、本人から体調・メンタル状態や現場での困りごとをヒヤリングしたり、お客様から本人の働きぶりをヒヤリングして、それを本人にフィードバックしたりといった動きをしています。

またキャリアプランや希望の働き方にマッチしていないとモチベーションが低下して離職にも繋がってしまうので、エンジニアを管理しているマネージャーと一緒にキャリアプランを叶える戦略を考えたり、成長を本人の待遇に還元し、モチベーション高く働いてもらえるよう、単価の交渉をしたりするのもアフターフォローの内です。 

総じて、社外向けにはお客様の状況に合いそうなエンジニアを紹介するエージェントのような動きをしていて、社内向けにはエンジニアを成長させるにはどうすべきか、といった人材育成のようなことをやっています。 

Q: 高本さんは前職で宮城県内の自治体職員をされていたと伺いました。SES企業の営業職はキャリアプランの大きな方向転換だと思うのですが、どのような理由でその決断をされたのでしょうか?

震災の被害を受けた自治体で働いていました

仕事として、人材育成に関わりたいと強く思うようになったからですね。自分が働いていた自治体は東日本大震災の被災地域でして、自治体職員は被災地ボランティアを長く続けてきた先の職業選択でした。 

大学入学直後の新入生歓迎会で、震災ボランティアサークルに出会ったんです。3.11の震災の日は、自分がいた場所も大きく揺れて、テレビでも衝撃的な場面を多く見ました。被害を無かったことにはできないけど、せめて復興にあたって自分にできることをしたいと思ったことが、震災ボランティアを始めたきっかけです。 そのサークルの活動内容は子どもたちの学習支援でした。

長期休暇を利用して被災地に行き、子どもたちの宿題を手伝ったり一緒に遊んだりしていました。大学に入って3年は通いで活動し、1年休学して現地に住みつつ活動して、復学後にまた通いで活動。合計5年。通えば通うほど人間関係が作られて、できることも増えてくる喜びを感じられました。

自分が関わった子どもが次に会ったときにすごく成長していたり、逆に地域の大人が何も分からない大学生である私をあたたかく受け入れ、指導してくれたおかげで成長できたりした経験をして、自分の関わりが誰かの成長となり、関わりを通じて自分も成長する。そういう循環の一助になりたい。そのために、人がその人の人生に対する願望「こうしたい」「こうありたい」のような想いに対するお手伝いがしたいと思うようになりました。  

循環の一助を担うため、最初の選択が市役所でした。しかし仕事をするうちに、自分の希望により適した職種がないかと考えるようになり、キャリアコンサルタントの資格を取りました。転職活動を始めた頃は転職エージェントが良いかと思ってましたが、求職期間が終われば関係も終わるのでは物足りないなと。より長くお付き合いをしながら支援ができる仕事は何かと調べて、見つけたのがSES営業でした。SES営業であれば社員と関わる時間が長い分、一人ひとりに対してできることが多い側面に惹かれました。  

Q:今の仕事のどんなところに面白さを感じられていますか?

エンジニアのみなさんが頑張れる環境を整えることに全力を尽くせるところです。クラスアクトのお客様には自社メンバーが多くいる現場も、一人の現場もあるんですが、営業としては一人現場のメンバーにより手厚く関わってます。

現場参画前の顔合わせから、参画後の定期的な面談、週報チェック、管理職とその方のキャリアアップを考えるなど。完璧な人なんていないので、私たちがプロデューサー的な役割で、その方の強みをより活かせるような現場を考えたり、現場のお客様とのやりとりをフォローしたり。 自身のメンタル不調とか、育児介護とか、その他いろんな事情があっても働き続けられるように支援する部分にはとくにやりがいを感じてますね。

私が転職活動をしていた時、クラスアクトの求人広告に「アイドルを育てる仕事」の文言があったんですが、まさにそんな仕事だなと思います。(笑)

クラスアクトではよくスポーツ好き社員で集まって、サッカーや野球を観戦したりフットサルをしたりしてます

Q: 前職の経験が今の仕事に活きていると感じることはありますか?  

スピード感をもった対応ができることかなと思います。 期限も含めて法令で定められた業務がほとんどで、取捨選択や期限延長が許されず、必ず完遂させなければならなかったんですね。私は保育所関係の業務を担当していたんですが、例えば保護者の方からの保育所に関する問い合わせを受けられないとか、申請の処理ができてないなんてことがあってはならないじゃないですか。

でも急に働けなくなった人やいなくなった人の代わりをする状況はどうしてもあって、対応しているうちに瞬時に動ける力が身についたと感じてます。SES業界でも、やっぱり人が関わるところなので同じことが起こります。急を要する対応にもすぐ動けるのは前職の経験のおかげだなと思いますね。

Q: 高本さん自身の、将来の理想像はありますか? 

いまは会社の規模感がそれほど大きくないため、求職者向けの広報や採用面接、社員が健康に働けるよう取り組みをしていく健康経営など、自社を伝えるところから社内の満足を作るところまで、営業職をしつつ関わってます。企業活動の重要な一連の流れを経験できているので、今後は自分の価値をより発揮できそうな部分を見つけて注力していきたいです。

理想と言うと難しいですが、2030年までに1000人規模の会社にするビジョンの実現に自分なりの貢献をしたいですね。社員数が増えるにつれ社内の業務が多様化していったとしても、入社してくれた方が心地良く働ける環境づくりをしっかり続ける。それが質の良いサービス提供につながると考えて、より良い会社、より良いサービスを生む仕事をしていきます。

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