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2025,08,06

  • PROXMOX VE

Proxmox VE 9.0 がリリースされました!

2025年8月6日にProxmox VE 9.0 がリリースされました。
メジャーバージョンアップに伴い、多くの機能改善・バグ修正・新機能追加が行われています。
本記事では重要な新機能や変更点をご紹介します。

Proxmox Virtual Environment 9.0 released!

LVMでのスナップショット取得のサポート

LVMストレージタイプでのスナップショットの取得がサポートされました。
過去のバージョンではネットワークストレージとしてLVM over iSCSI/FCを利用する際に、スナップショットの取得を行えないことが運用上の制限となるケースが多くありました。
今回、スナップショットの取得がサポートされたことにより、これらの問題点が解消されました。

Proxmox VE 9.0 時点ではテクノロジープレビューであることに注意が必要です。


ストレージ設定からAllow Snapshots as Volume-Chainにチェックを入れます。
また、設定後に新規作成したVM、qcow2形式のみスナップショット取得が可能です。
既存のVMでスナップショットを取得するためには、対象VMのストレージマイグレーションを行い、対象LVM上にVMイメージを再配置する必要があります。

affinity Rule を利用した新しいHA設定

高可用性(HA)の設定で、HAグループによる設定が非推奨となり、affinity Rule を利用した設定が導入されました。
affinity Ruleではノードアフィニティ(特定ノードへの配置)、リソースアフィニティ(リソースを一緒に保持または分散)を指定することで、より柔軟なリソース配置を行うことができます。
例えばノード1での障害発生時にノード1上の2つのリソースをリソースアフィニティで分散と設定することで、別々のノードにHAさせることが、1つの設定より可能になります。(HAグループでは2つのグループを作成する必要がありました)

HAグループによる設定が非推奨ですが互換性を持っているため継続して利用可能ですが、affinity Ruleへの移行が推奨されます。

レプリケーション用ネットワークの設定追加

レプリケーション専用のネットワークを指定するオプションが追加されました。
過去のバージョンでは、ストレージレプリケーションのトラフィックはマイグレーションと同じネットワークを使用しており、別ネットワークを指定することができませんでした。
これにより、レプリケーションとマイグレーションのトラフィックが干渉することがなくなりました。

Open FabricとOSPFサポート

SDNにOpen FabricとOSPFが追加され、複雑なルーティングネットワークの構築が可能になりました。
大規模環境への導入が増えつつある中で、うれしい機能追加です。

アクセス権限種別の追加・統合

Proxmox VE 9.0では、新しい権限VM.GuesAgentが追加され、QEMU ゲスト エージェントへの詳細な権限設定が可能になりました。
一方で`VM.Monitor`権限が削除され、Sys.Auditに統合されました。
対象のアクセス権限を設定している場合は、設定の見直しが必要です。

Proxmox VE 9.0 で追加・変更された機能の設定方法や、移行手順など、随時公開していきますのでお待ちください。


株式会社クラスアクトは2023年2月にリセラーパートナー契約を締結して以来、日本初の Gold Reseller Partnerとして、豊富な経験と高い技術力を誇っております。 Proxmoxに関するご質問、サブスクリプションのご購入、システム開発のご相談など、お気軽にお声がけください。

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