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2025,04,01

  • PROXMOX VE

Proxmox VEのライフサイクルについて

Proxmox VEのライフサイクルについて説明します。Proxmox VEはDebian GNU/Linuxを基盤とする仮想化プラットフォームであり、そのライフサイクルはDebianのメジャーバージョンに連動しています。
直近のバージョンのリリース時期、EOLを以下にまとめました。
引用元となる Frequently Asked Questions も参考にしてください。

テーブル
Proxmox VE Version Debian Version First Release Debian EOL Proxmox EOL
Proxmox VE 8 Debian 12 (Bookworm) 2023-06 tba tba
Proxmox VE 7 Debian 11 (Bullseye) 2021-07 2024-07 2024-07
Proxmox VE 6 Debian 10 (Buster) 2019-07 2022-09 2022-09

ライフサイクルポリシー

Debianとの関係とリリースタイミング

Proxmox VEのメジャーバージョンは、Debianのメジャーバージョンに合わせてリリースされます。具体的には、Debianのメジャーバージョンがリリースされた後、通常数週間以内にProxmox VEの新しいメジャーバージョンが公開されます。たとえば、Debian 12 "Bookworm"が2023年6月にリリースされた後、Proxmox VE 8.0が同年6月にリリースされました。

サポート対象とメジャーアップデートの頻度

Proxmox VEのサポート対象は、Debianの最新版(stable)およびOldstable(前のstableバージョン)までです。DebianのLTS(長期サポート)はProxmox VEのサポート対象外となるため、注意が必要です。
メジャーアップデートは約2年ごとに行われます。また、DebianのOldstable期間は約1年間です。つまり、合計でリリースから約3年間利用できると考えてよいでしょう。
また、Oldstable期間に古いバージョンを継続して使用できますが移行期間と考え、最新版へのアップデートを計画することを推奨しています。

直近のメジャーバージョンアップデートの見込み

直近のメジャーバージョンアップデートは、Debian 13 "Trixie"のリリースが2025年6月から9月頃に見込まれているため、それに合わせてProxmox VEのメジャーバージョンアップがリリースされる見込みです。
その際には以下のように詳細なアップデート手順が公開されます。また、本コラムでの紹介する予定です。

Proxmox VE Wiki Upgrade from 7 to 8


株式会社クラスアクトは2023年2月にリセラーパートナー契約を締結して以来、日本市場におけるProxmoxの先駆者的な存在として、豊富な経験と高い技術力を誇っております。 Proxmoxに関するご質問、サブスクリプションのご購入、システム開発のご相談など、お気軽にお声がけください。

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