就職活動中、企業のHPで企業理念を読む方は多いと思います。
ただ、その内容をどう落とし込めばよいのかわからなかったり、堅苦しくて味気なく感じることもあるのではないでしょうか。
そこで企業理念を噛み砕くべく、社長にインタビューを行いました!
皆様に、企業理念をとおして少しでもクラスアクトを身近に感じていただければ幸いです。
社員
企業理念って、どんな企業のHPでも掲載されていますよね。就職活動中、言葉の意味としては理解しつつも、企業理念とは何なのかよくわからずに目をとおしていた気がします。
なんとなくお硬いイメージがあるだけで、ぼんやりしてしまっているというか…企業にとって、企業理念とはどういうものなのでしょうか?
社長
私は、会社にとっての企業理念というのは、道しるべや向かう目標地点のようなものだと捉えています。クラスアクトの企業理念は、ミッションとビジョンで構成されています。
ミッションとは、クラスアクトの使命…つまり、なぜクラスアクトが存在しているのか?組織を通じて成し得たいこと、目標です。
そしてビジョンは、その使命を達成するためにある、目指すべき姿です。ビジョンを実現しようとしていくことで、結果としてミッションが達成されていくということですね。
クラスアクトの使命(ミッション)
世代を超えて永続する一流の組織であること
ここで働く人が自分らしい幸せを感じられること
目指す姿(ビジョン)
2030年までに組織を1000名以上の規模に拡大し、
社内の職務を多様化する
KIT(高度ITインフラ技術)×SAS(社員の圧倒的成長)
×SSK(信頼資産形成)=OSE(お客様と社員の笑顔)
社員
企業理念は「会社が掲げている理想」で一般社員には縁遠いというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、トップから従業員も含めたみんなでめざす一つの目標、ということですね!確かに多くの人がひとつにまとまるためには、共通した目標があったほうがよいですね。
社長
でも実は創業当時は、企業理念ってなかったんですよ。
社員
え!そうだったんですか?
社長
もちろん創業時は創業時で、色々な想いで会社の設立に至ったわけなのですが…
創業から5~10年くらいは、人数もまだ少なくて、みんな目の前の仕事に全力投球でした。生きるため、ご飯を食べるため、日々不安と闘いながら懸命に仕事をしていて、それで十分だったんです。
社長
でも、40人くらいの規模になってきたとき「会社にも仕事にも不満はないけど辞める」という人が出てきはじめました。
社員
会社にも仕事にも不満はないのに辞める…?どういうことなんでしょうか。
社長
このままでいいのかな、この先どうなるのかなという漠然とした不安があって、だったら環境を変えて次のチャレンジをしようかなと転職してしまうんですね。組織を大きくしたい想いがあったので、このままではよくないなと思いました。
社長
それで視野を広げて色々考えてみたときに、今のクラスアクトにはみんなで目指すべき道しるべ、つまりミッションやビジョン=企業理念が必要なんだと思い至りました。
社員
なるほど、そんな経緯があったんですね…。そのミッション、ビジョンは、どういったお考えで定められたのでしょうか。
社長
これは今も変わらない思いなのですが…なんのために仕事をするんだろうって考えると、生きていくために仕事をすると思うんです。
人生を一歩一歩、最後まで歩き通すというんですかね。定年を迎えて仕事から離れても、死ぬときにいい人生だったと思えるように、そういう人生を歩むために仕事をしているって。従業員がそういう人生を歩めるようなミッション・ビジョンってなんだろうと考えました。
社長
そしてそれは今いる従業員だけではなくて、この先も人は入ってきて、循環していく…次の世代の人も、ちゃんと人生を全うしていける組織にしていかないといけないと思いました。
だから、「世代を超えて」「永続していく」というワードを入れたかったんです。そしてそれを実現するためには、一流である必要がある。
社員
社名の「クラスアクト」って、一流の人やモノを意味しているんですよね。
社長
ただ人生、生きていられたらいいかといったらやはり、より幸せになるチャレンジはしていきたいので、「自分らしい幸せを感じられる」ということもミッションに含めました。
社長
誰にも真似できない高い技術力を持った少数精鋭なエンジニア集団…というのは、エンジニアとして考えるとかっこよくて夢があって、理想です。
ですが、経営者として考えたときに、それでこのミッションを達成するのは現実的にかなり難しいと思います。
ただ人数を増やして組織を大きくしていくということではなく、職務が多様化されていくことでいろいろなチャレンジができるようになって
それによって世代を超えて持続していける企業になるのではないかと。この方向性が、一番しっくりきました。
社員
そういった想いから、今の企業理念が完成したんですね!
社員
実は自分が就職活動をしていたときに、「やりたいこともわからないし、向いていることもわからない。でも生きていくために仕事をする必要がある。
では人はなぜ生きるのか? 人は幸せになるために生きている。だから、自分の人生で幸せを実現できるように仕事がしたい。」と考えていたんです。
知らず知らずのうちに、自分の価値観にピッタリな会社に就職できていたんだと知って、びっくりしています…笑
社長
まさに、すごい合致していますね…!笑
社員
本間さんは、社員の皆さんと接しているときに「社内に企業理念が浸透しているな」と感じられることはありますか?
社長
クラスアクトでは、事業展開に積極的に関わってくれる社員が多いですよね。
基本的には日々現場で対応している中で、意識しないと目の前の業務に注力して、そのほかに目を向けられなくなると思います。
そうなるのが当たり前で普通のような気もしますが、事業展開に関わろうとしてくれるメンバーが多いです。
そういう点は、ミッション・ビジョンが浸透しているからこそなのかなと思います。
社員
いち社員の視点で見ても、会社目線を持って積極的に動いてくださる方がいてありがたいです!
社長
企業理念がなくて方向性がよくわからなかったときは、基本みんな現場100%で、それ以外のことは考えていないみたいな状態でした。
もちろん、当時も帰社日とかでみんなで集まってワイワイしたり、楽しいなというのはあったのですが…
今の状況はミション・ビジョンがあればこそかなと。社内の制度や仕組みもそれをもとにできているものがほとんどだと思います。
社員
ミッションを達成するには、社員一人ひとりがビジョン=目指すべき姿を意識していくことが大切ですね。
今後、こういった気持ちを持った人に入社してほしいなどはありますか?
社長
そうですね…「生きていくために仕事をする」というマインドをもっている方でしょうか。今までいろいろな方と接してきて、自分の中では当たり前だったのですが「生きていくために仕事をする」というマインドではない人が案外いるんだなと思いました。
生きることに対する不安が一切なくて、その環境も整っていて…という状況だと、仕事を継続するための意識がなかったりします。
しっかり「仕事をして生きていく人生を歩んでいこう、その上で幸せになっていこう」という気持ちを持っていてほしいなと思います。
社員
確かに、自分がここで頑張らないと!という背水の陣でいるほうが一生懸命になれるかもしれません。
社長
そういう人のほうが成長しやすいのかなと思います。
社長
入社したけどうまくいかなくて離職する、というのは、誰も望んでいないし幸せにならないと思います。
せっかく縁があって入社してもらっているので、成功していってほしいという思いがあります。
生きるために頑張って仕事をしようという人、一緒にミッション・ビジョンに向かっていける人に来ていただけると嬉しいですね。
インタビューを終えて
社員
クラスアクトの企業理念には、「生きていくために働き、その上で幸せを実現できる人生を送ってほしい」という、社長・本間さんの温かく、力強い想いが込められていました。
ミッションやビジョンというと、つい難しく受け止めがちですが、その根底にあるのはとてもシンプルで本質的な問い――「人はなぜ働くのか?」「どう生きていくのか?」ということ。
企業として何を目指すのか、そこで働く人がどんな姿を描いていけるのか。それを明確に示してくれる理念があるからこそ、社員一人ひとりが自分の人生と真剣に向き合いながら働くことができるのだと感じました。
就職活動中の方も、転職を検討している方も、もし「ただ仕事をするのではなく、人生と向き合いながら働きたい」と思っているのであれば――クラスアクトの理念は、きっとあなたの背中をそっと押してくれるはずです。




